トレンドニュースサイト STRAIGHT PRESS【 ストレートプレス 】

LIFESTYLE

【石川県】珠洲と金沢を往復する長距離相乗りタクシー運行開始!料金は“割り勘”方式

このエントリーをはてなブックマークに追加


石川県能登町に本社を置く恋路観光バスのグループ企業で、石川県珠洲市に本社を置くスズ交通は、珠洲市中心部と金沢駅を往来する長距離相乗りタクシーの運行を、9月30日(水)に開始した。

9月時点での国土交通省 北陸信越運輸局への報告状況に基づくと、石川県、富山県、福井県の北陸3県では初の相乗りタクシーとなる。能登半島の先端に位置する珠洲と金沢の間を乗り継ぎなしに直行でき、自動車交通が主である奥能登地域に、新たな公共交通の選択肢が加わった。

事業開始の経緯と目的

同事業は、既存の広域基幹交通による大量輸送の範囲外にある運行時刻等に関する地域住民の声に恋路観光バスが耳を傾けたことから始まった。

課題解決に向けて国土交通省、石川県、珠洲市等と協議を重ね、既存の広域基幹交通を補完し、地域住民に加え観光客の移動にも対応する相乗りタクシーとしてサービス設計を進めた。設計にあたっては、国土交通省 北陸信越運輸局から直接、指導・助言を受けている。

珠洲・金沢直行の相乗りタクシーにより、金沢を訪れる観光客の一部を能登方面へ誘導することで、観光客の地域的な分散を促すとともに、地域住民の移動利便性向上と能登半島への人流回復を目指す。また、石川県内における観光客の滞在期間を延ばし、地域経済の回復・発展に寄与したいと考えている。

相乗りタクシーの概要

この相乗りタクシーは、1日1往復を基本とし、珠洲市・すずなり館を午前5時30分、金沢駅西口タクシー乗場を午前9時に出発する。珠洲⇔金沢間の所要時間は、トイレ休憩を含めて片道3時間で、途中、石川県内灘町の金沢医科大学病院での乗降車も可能だ。

完全予約制で、ホームページ経由の予約が基本だが、ホームページにアクセスできない利用者は電話でも予約できる。

料金は、スズ交通が届け出た特定大型車の時間制運賃6,250円/30分に基づき、片道37,500円を乗車人数により按分する「割り勘」方式。車両の乗車定員は運転手を除き9名で、乗車人数が増えるほど1人あたり料金が安くなり、乗客が9名の場合は1人あたり4,167円となる。

なお、便数は、利用状況や市場ニーズを踏まえ、柔軟に対応する予定とのことだ。

民間企業が自立的に運営するビジネスモデル

現在の相乗りタクシー制度は、2018年に東京23区等で行われた国土交通省の実証実験を経て、2021年に制度化された。その後、地方でも導入事例が見られるものの、その数はまだ限定的だという。

業界では、IT事業者が配車アプリ等を開発し、地方の自動車交通事業者と協働するケースが多いという。同事業では、地方の自動車交通事業者が予約受付・集金・旅客運送を一貫して行う。運賃への公的資金の充当を前提とせず、民間企業が自立的に運営するビジネスモデルを構築した。

なお、予約システムを含むホームページ構築等の初期費用については、観光庁「オーバーツーリズムの未然防止・抑制をはじめとする観光地の面的受入環境整備促進事業」に採択された。

同事業は、令和6年能登半島地震後に事業承継により経営陣が刷新されて以降、スズ交通にとって初の新事業となる。

珠洲と金沢を結ぶ相乗りタクシーをチェックしてみては。

相乗りタクシー詳細:https://suzu-koutsu.jp/service/shared-taxi
スズ交通HP:https://suzu-koutsu.jp

(Higuchi)

最新情報をXで受け取ろう!
前の記事
一覧へ戻る
次の記事